大切な方を送るとき、愛用品や好きな食べ物などを納めます。
これを「副葬品」と呼び、古くから見られる風習ですが
「これって入れてもいいのかな?」と迷うこともあるかと思います。
最近はご遺骨への影響や火葬炉を傷つけてしまわないようになど
様々な制限が設けられ、貴金属やガラス、爆発の危険があるものなどは入れることができません。
副葬品としてよく候補にあがるものに眼鏡があります。
「ずっとかけてたから、これがないと天国で困っちゃう…」
そうおっしゃるご家族も多くいます。
棺には納められませんが、骨壺に納めることはできます。
長年からだの一部として身に着けていたものなので、ご遺骨と一緒にしてあげれば故人様も喜んでくれるのではないでしょうか。
中にはおじいちゃんが困らないようにと、お孫さんが折り紙で眼鏡と眼鏡ケースを作ってくれたこともありました。本物でなくても、こんな可愛いプレゼントならきっと大喜びしてくれたのではと思います。
副葬品について、迷うことがあればご相談ください。
文十鳳凰殿 平安会館
岡田美奈子