お淋し見舞いは、ご故人様への供物ではなく「ご遺族に向けたもの」です。
お淋し見舞い(おさみしみまい)とは、東海地方の一部で行われる通夜の風習で、お香典とは別にお菓子や果物、お酒などをご遺族に渡すことです。
これは、ご遺族様が通夜の夜に少しでも淋しい想いをしないようにとの想いを込め、「皆様で召し上がってください」という目的でお渡しするものです。
お淋し見舞いとしてお渡しするものは、饅頭などの和菓子が代表格です。
しかし、ほかの参列者の方も持ってくる可能性が高く、日持ちがしない饅頭ばかり集まっても困るだろうと、最近は日持ちのするほかの菓子やジュースなどを持参する方が増えてきました。
特に個包装されているものであれば、ご遺族やご親族で分けて持ち帰ることもできるので、たくさんお淋し見舞いが集まったときも安心です。
また、品物を準備する時間がなかった場合や、多くの品物が集まっていることが分かっているときには現金を渡す場合もあります。現金の場合は、2,000~3,000円が一般的な相場です。
淋し見舞いは遺族を慰めるための大切な風習です。
正しいマナーを守り、遺族への思いやりを伝えましょう。
文十鳳凰殿・平安会館
岡田 美奈子
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