文十鳳凰殿 平安会館さんとは長いお付き合いになります。
文十鳳凰殿さんからご依頼をいただき、私どもの阿弥陀寺でお式を行うことがございます。私の父が他界した際も、文十鳳凰殿さんにお世話になりました。
今回 母を見送るにあたり、父の時同様、私たち家族に寄り添いながら母らしい葬儀となるよう尽力してくださり、心から感謝しております。
親切丁寧に相談に乗っていただき、準備の段階でも色々な面に気を配ってくださっていたのですが、なかでも用意していただいた “胡蝶蘭” が印象に残っています。
とても綺麗で華やかだったので、きっと母も喜んでくれたのではないでしょうか。本当にありがとうございます。
笙(しょう)と龍笛(りゅうてき)の音色に包まれた式でした。
雅楽で使われる楽器である 「笙」と「龍笛」。
葬儀でも用いられるもので、実は今回、笙を私の長男が、龍笛を二男が演奏いたしました。
二人とも可愛がってくれた祖母への感謝と、向かう先で安らかな時を過ごしてほしいという願いを込めて奏でていたのでしょう。
お堂に響く音色は、その場にいる全員の心にしみわたりました。
文十鳳凰殿さんのご理解とご協力のもと、寺ならではの式を執り行うことができて「さすが文十さん」と思っております。
法名も自分で用意していた母
母はとてもしっかり者で、子供である私にも整理整頓や時間を守ることについて「きちんとしなさい」と言っておりました。
もちろん母自身も実行していて、そのような性格だと分かってはいたのですが、「法名を自分で用意した」と聞かされた時はさすがに驚きました。
さらに、亡くなった後に着る白衣や新品の足袋も準備していて、二度驚きました。
常に先々を見据えていた母ですから、自分の葬儀がどのようなものになるか気になっていたはずです。
このようなコロナ禍というご時世のため、皆様にお越しいただくのはなかなか難しいもの。
私たちも感染拡大防止の観点から、今回はほとんど家族葬のような形で葬儀を行いました。
ただ親しくお付き合いくださった方々に見送っていただけるならばと、葬儀の前に焼香の時間を設けました。そうした普段とは異なる段取りとなっても、文十鳳凰殿さんはしっかりサポートしてくださり、ありがたいかぎりです。
担当の小林さんには、たいへん感謝しております。
お寺でのお式はお任せください
父の時も、そして今回の母の葬儀を通しても、住職という立場に加え、家族の立場でも寺でのお式の在り方について考えることができたように思います。
文十鳳凰殿さんのお力をお借りしながら、これからもより良い葬儀を行っていきます。
その際はぜひ私どもにお任せくださいませ。