皆様こんにちは。
今回は先日、文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお手伝い致しましたお葬儀をご紹介させていただきます。
ご親族の皆様よりお伺いしたお葬儀直後に起こった不思議で素敵なお話も綴らせていただきました。
是非、最後までお読みいただければ幸いです。
故人様は『人生をいかに楽しんで生きるか』を念頭に置き、活気に満ちた毎日を送っていらっしゃったお父様。
高校時代のご友人や、多岐にわたる趣味で知り合ったお仲間、日常生活に彩を添えていた交友関係は故人様にとって何にも代え難い財産だったのではないでしょうか。
それは、家族も同じ。
故人様の心の活力となっていたのは、やはりお孫さん達の笑顔。
「生きる勇気がもらえる」と、話していたこともあったそうです。
お通夜には町内の皆様、お葬儀には同級生などのご友人の皆様にご参列いただけました。
お式の前には、司会者を交えてご親族の皆様より故人様のお人柄を伺います。
開式前、お光を祭壇へお灯しいたします献灯の儀。
お光は、故人奥様よりお預かりしました。
ご寺院様方が式場に入られ、ご開式でございます。
式の途中、ご友人からの弔辞がございました。
友人代表として、前に出られたのは私達もよくお世話になっております地元寺院のご住職。
その弔辞を、少しだけご紹介させていただきます。
月に数回、ご住職のお寺で開かれるお茶会に参加していらっしゃった故人様は、お昼の11時になると「もう帰る」と言って帰ってしまうそう。
最初の頃、不思議に思っていたご住職は「何かあるのか?」と尋ねたそうです。
すると、返ってきたのは
「昼に女房が帰ってくる。食事の準備をする」という言葉。
奥様想いで、とても責任感の強い方だった。と、ご住職の弔辞から故人様のお人柄をさらに知ることができました。
式中は、喪主様から順に皆様にご焼香へ進んでいただきます。
そして訪れるお別れの時…。
皆様にはたくさんのお花を手向けていただきました。
最期に、霊柩車の扉を閉め、ご出棺でございます。
お葬儀の後、ご自宅へ伺った際に素敵なお話を伺いました。
「(斎場から自宅への)帰り道に見たの、彩雲っていうんですって!意味を調べたらね、お父さんからみたいで何だか…誰か写真撮った?見せてあげて!」
そういって見せていただいたのは空に輝く見事な彩雲。
彩雲とは、太陽の近くを通りかかった雲が、その反射によって虹のように彩られる現象。
仏教では、良いことが起こる前触れとされており、釈迦如来が誕生した際にも彩雲が輝いていたと伝えられています。
ご親族のおっしゃってた“お父さんからみたいで…”。気になって少し調べてみました。
少々スピリチュアル的なことになりますが、彩雲には、
『何も心配することはありません。自信をもって進んでください』
という力強く後押しをしてくれるメッセージの他、
『もっと上を見て進んでください』や、
『今の状況が終わり、新しい始まりを迎える』という転換期の知らせ、という意味があるそうです。
「お父さんからのメッセージだと思うことにする」
そう言っていた皆様。
いいえ、これは間違いなくお父様からのメッセージではないでしょうか。
皆様が悲しみに暮れないよう、皆様に見える形で、伝えてくれたのだと思います。
家族思いの故人様だからこそ、見せてくれたものかもしれませんね。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお世話になりました皆様、忌明けの法要も過ぎ、お困りの事等はございませんでしょうか。
何かあれば、いつでもご連絡ください。
また、まだまだ寒さは続いております、風邪など引かれませんようお気を付け下さいませ。
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文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家
担当 伊藤里帆