12月も半ばを過ぎ冬らしい風を頬に感じる季節となりました・・・
先日、猿投駅前斎場にてご葬儀のお手伝いをさせていただきました。
故人様は91歳のおばあちゃんで2人の息子様がいっらっしゃいます。息子様曰く・・・
母は昔の人だから趣味という趣味もないんだけど、足腰が丈夫でねー、それも何十年と
土に埋もれてきた証かな、母は畑を耕す事を日課にしていたからいつまでも自分の足で
歩けたのかな・・・そんな母の作る野菜たっぷりの煮物は絶品で一口食べる事に顔が
緩んでしまうほどの代物で私達兄弟がそろうと、今作るでな待ってろよ・・・
待ってろよ・・・と言ってくれてた母の優しい顔が目を閉じると瞼の後ろから
浮かんでくるんだよなー・・・とご兄弟で遺影写真を選びながらお話しをされて
いました・・・
ことわざで、父の恩は山より高く 母の愛は海より深し とありますが、まさに
お母様はお子様に愛情たっぷりの畑に愛情たっぷりの野菜で愛情たっぷりの煮物
を作って家族の絆を深めあっていたんだな・・・と思いました。
お写真の中にいらっしゃるお母様と息子様はとても優しく2人とも微笑んでいつまでも
息子様を想われるお母様と、母を想う息子様の最高のツーショット写真でした・・・
だれが見てもいいなーほっこりするなー・・・と思うお写真です・・・
お母様は畑仕事を終えるとよっこらしょと縁側に腰かけてぽかぽか陽気の中で
お茶と和菓子を頬張るのを何より楽しみにされていたそうです・・・
最後は食べれなくなっていたけど最後に食べさせてあげたかったとご兄弟がおっしゃっら
れていましたので最後にお母様に担当者からお供えさせていただきました・・・
お母さん本当にありがとう・・・お疲れ様でした・・・の感謝と共にご兄弟から
お柩に納めていただきました・・・
ご家族様におかれましてはお疲れが出ぬようくれぐれもご自愛ください・・・
平安会館 家族葬の結家 愛知直葬センター ちごの口 福島 隆嘉