愛知県西尾市に御座います文十鳳凰殿 矢田斎場にて 子煩悩でお優しく心温かい故人様のお見送りのお手伝いをさせて頂きました。
とにかく働き者の母でした。父を支えつつ家事や育児に励み、その傍ら正社員として定年まで勤め上げながらその後も働き続け…お仕事にも頑張っていた面影を偲んでいます。と。
お式は粛々と進み…
4年程前に病を患い入退院を繰り返すこととなった晩年は辛く不自由な生活が続き もどかしかったでしょう。今はただ ゆっくり休めるよう願い「本当にお疲れさまでした」と伝えます。と。
お孫様からのお手紙やメッセージカードといつも一緒だったキティちゃんのぬいぐるみやどこでも履いていたレッグウォーマーをお棺へ。柿は大好きでいらしたとお聞きして…チョコレートは彼の地でお会いしたら、おじいちゃんへ もう一度告白して欲しいなぁ~とご用意をさせて頂きました。
これまで家族の幸せを守り支えてくれたことに感謝し…去りゆく背中を「ありがとう」の言葉で。
ご家族様の集合写真に交じって…入らせていただきました(右から二人目)。柿のご用意やチョコレートのくだりを涙ながらに喜んでくださり…仲の良いご家族様、和気藹々での集合写真にも まるで家族のように加わらせて頂きこの空気感から広がる温かさが何とも言えず心地よく…笑顔にしたくて‥と考える わたくしが笑顔にさせられて…。
お子様方を大事にしてくれたのは勿論、お孫様が生まれてからは その成長を楽しみにするお優しいおばあちゃん。一緒に電車を見に行ったり、乗って出掛けたり…。おばあちゃんがナゴヤドームに連れて行ってくれたのはお孫様2歳の時。可愛くて仕方がないからか一度も“だっこ”を代わることなく ずっ~と抱き続けてくれていたエピソードを「その当の本人は覚えていないのがツボなのよっ。」と頬を濡らし笑顔で教えてくださった娘様。お孫様が少し大きくなって野球を始めると応援に駆けつけることも。「おばあちゃんが観に行くなんて、あの子が恥ずかしいかも…。」とお孫様を気遣い陰からそっと見守っていらしたそうで・・・。
この二日間、色々とお世話になりまして本当に有り難う御座いました。どうぞ、ご自愛くださいませ。
【西尾市 岡崎市 豊田市 安城市 碧南市 刈谷市 高浜市】
文十鳳凰殿 矢田斎場 平安会館
担当 内野 久美子