2月後半となり、昼間は暖かな陽気の日も増えてきましたが、依然として朝晩の冷え込みが続いております。
皆様、体調管理には充分にお気を付けください。
さて、先日お手伝いいたしましたご葬儀で、改めて家族愛について考える機会をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
故人様は、それはそれは頑固者だったと、ご家族様より伺いました。
ご職業はトラックの運転手。遠距離運転の時は何日も家を空けて、朝から晩まで寝食を惜しんで働き、ご家族を養ってくれたそうです。
また、駄菓子が好きで、トラックに乗りながら駄菓子を頬張るのが唯一の楽しみだったそうです。
喪主様に、故人となられたお父様について伺うと、一緒に遊んだ思い出を教えてくださいました。
喪主様方ご兄弟が小さな頃、お父様が仕事から帰ってくると、よく近所の公園で遊んでもらったそうです。
たまに帰ってきたお父様の顔を見るなり、「公園に行こうよ!」とせがみ、連れて行ってもらっては遊んでもらった記憶を、今も鮮明に思い出すといいます。
「大人となった今なら、仕事で疲れていただろう親父の気持ちがよくわかります。そんな中…、ありがとうな。親父」と、喪主様はお柩を眺めながら、おっしゃっていました。
11名のご家族様に見守られながら、ご葬儀は厳粛に進行してまいりました。
お別れの時を迎えると、お柩の中は綺麗なお花でいっぱいになりました。
お花と一緒に、トラックの運転手時代によく着ていらしたお洋服も納めていただきました。
家族葬にとって、お別れの時は、ご家族だけの団欒の時間です。
皆様、思い思いのお言葉を故人様へ伝えていらっしゃいました。
家族のありがたみを改めて考えさせられる、家族愛のつまったお式でした。
皆様、本当にお疲れ様でございました。
どうぞ、ご自愛くださいませ。
平安会館 岡崎矢作斎場
担当 福島 隆嘉
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