愛知県安城市にございます【平安会館 安城斎場】にて、大切なお父様のお見送りをお手伝いいたしました。
ご訃報は突然でした。
ゴールデンウィークに東京から実家へ帰省していらした、長女様。連休明けに仕事もあるからと東京へ帰られた矢先の、お父様のご訃報でした。
そして、またすぐに実家へトンボ帰りで駆けつけたそうです。つい昨日まで、顔を合わせていたのに…。
それはまるで、東京で離れて暮らす長女様と最期に会うことができ、安堵され、静かに瞼を閉じゆかれたかのように感じられました。
大の巨人ファンでいらした お父様。長女様も球場へよくついて行き、一緒に野球観戦を楽しまれたそうです。おかげで、長女様も野球が好きになったとお聞きしました。
けれども、長女様はドラゴンズファンでした。そのため、巨人VS中日戦は、お互いにバチバチと火花が飛んでいたそうです。
語り出すと、次から次へと出てくる想い出。そのどれもが、ちょっぴり微笑ましい想い出ばかりでした。
そして、長女様にも次女様にも共通の想い出の場所が “ナガシマスパーランド” 。
出かけることがお好きでなかった故人奥様が、唯一行くと頷いたのが長島温泉だったそうです。
毎年のように家族で出かけ、家族皆共通の想い出の場所となりました。
「そんな想い出の場所へ、またいつか一緒に行こうね…。」
そう願いを込め、“ナガシマ永久パスポート” をお作りさせていただき、最後にお父様へ届けていただきました。
きっとお父様も、心の中の想い出の場所は、皆と同じ場所だもんね…。
お打合せのときから、笑い話として色々な想い出をお話しくださった、お二人の娘様。
お父様の大好きな大福と、ナガシマ永久パスポートを目にした娘様方は、堪えていた涙を、声を漏らしながら流されておいででした…。
そのお二人の涙に込められた想いは、お父様に届いていることと存じます。これからは彼の地より、皆様を見守ってくださることでしょう。
大切なご縁をいただき、誠にありがとうございました。
平安会館 安城斎場
担当 榊原 裕子
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