愛知県西尾市にございます【文十鳳凰殿 西尾一色斎場】にて、ご葬儀をお手伝いいたしましたときのお話です。
故人様のお人柄、お好きだったものやご趣味などについて、ご家族の皆様が私に教えてくださいました。
「故人様へ持たせてあげたいものはございますか?」と伺うと、真っ先に「握りのお寿司を納めることはできるでしょうか?」とご質問がありました。
「もちろんです」とお答えし、ご生前によく故人様が購入していたというパックのお寿司を持ち込んでいただきました。
そちらを一貫ずつラップへ包み、お柩へと納めていただきました。
そのほかにも「サイダーを入院中もずっと飲みたがっていた」とお聞きし、葬儀式の最後に〈末期のサイダー〉を行っていただきました。
故人様のお子様をはじめとするご参列のご親族の皆様に、末期の水の代わりとしてサイダーを、故人様のお口元へ含めていただきました。
家族の好きな食べ物、私の好きな食べ物、友人の好きな食べ物。
日々の生活を送る中で、何気ない会話から覚えているものもあり、そんな日常がいかに尊いものであるかを改めて感じました。
ご家族の皆様におかれましては、二日間大変お世話になりました。
さわやかな初夏の季節、どうぞ心穏やかにお過ごしください。
絆ブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。
文十鳳凰殿 西尾一色斎場
担当 田村 美智
平安会館・文十鳳凰殿 公式Instagram・Facebook・Twitterでも葬儀の様子や豆知識などをご紹介しております。
ぜひご覧ください!
◇平安会館
◇文十鳳凰殿