愛知県西尾市にございます【文十鳳凰殿 西尾中央斎場】にてお見送りのお手伝いをさせていただきました。
『母は終戦後、釜山から祖国へ引き揚げてきたと聞いております。それまでは裕福な暮らしをしていたそうですが、戦後の日本では どの家庭も貧しく、父のもとに嫁いだ母は様々な職に就いて家庭を守るために一生懸命働きました。
何事も器用にこなす人で、どの職場でも その仕事ぶりは高い評価を得ていたようです。
忙しい日々の中でも必ず台所に立ち、毎日あたたかな食事を用意してくれたことも忘れられません。
母が作るものはすべて絶品で、とくに”おせち料理”は めったに人を褒めることがなかった父でさえ笑顔で何度も「おいしい」と言っていたほどでした。
鯨のベーコンが入った焼きそばもカレーライスもすべてが思い出の味です。
振り返るほどに惜しみない愛情を注いでもらったと感謝の想いが募ります。
退職後は女学校時代の同級生の方々との交流を楽しみにしていた母。地理や歴史が大好きでしたので、どこで同窓会が開かれても一人でいきいきと出かけていったものです。
長い道のりを歩み終われた今、母はいつの時代に想いを馳せているのでしょうか。
どんなときも強く真っ直ぐに生きたその姿を、私たちは心から誇りに想います。
これからは どうか ゆっくり休んでくれるよう願いながら「ありがとう」の言葉を贈ります。』
~会葬礼状より
この二日間、色々とお世話になりまして本当にありがとうございました。どうぞお疲れが出ませんように…。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場
担当 内野 久美子
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