いつも大変お世話になっております。平安会館の河本です。
年末年始が近づいてまいりました。今年は四月より社会人としての新たな人生をスタートし、例年以上に時間が過ぎていくのが早く感じられる一年でした。
今年の年末は久々に家族全員揃って過ごす時間が取れる予定ですので、それを楽しみに今年の仕事納めまで駆け抜けたいと思います。
皆様は年末年始をどのようにお過ごしになりますか?
コロナ禍によりなかなか大勢の人が集まって過ごす機会も少なくなっていますが、やはり人と人とが顔を合わせて同じ時間と場所を共有することに一つ大きな意味があると私は考えています。
仕事柄、お葬儀を機会に家族がようやく揃ったという場面をよく見かけます。
ある日お手伝いさせていただいたご家族は、兄弟がそれぞれ離れた場所で生活をしており、お母様のご逝去をきっかけに集まりました。
普段は年に数回は家族で集まって過ごしていたのも、コロナ禍で思うように集まれなかったそうです。
お母様のお通夜はご自宅で、家族だけでゆっくりと。
実は私にとってお通夜のみを自宅で、というお仕事はその時が初めてで不安な気持ちもありましたが、ご家族のご協力で無事執り行うことができました。
私から見てもとても仲の良いご家族の皆様でした。悲しみの中にありますが、こうして大切な方々との特別な時間を過ごせることは本当に幸せな事だなと思わされました。
お手伝いさせていただきながら、数年前に送った祖父のお通夜の日を思い出していました。
私の家も親族同士の付き合いが濃く、昔ながらの広く古びた家の中、こたつを囲んでお互いの近況や思い出話に花を咲かせていました。
もう生きては会えない悲しみは勿論の事、尽きぬ後悔に涙をこぼす瞬間もありましたが、寒い寒い田舎の冬にどこか暖かさを感じたのは、同じ時間、同じ場所、同じ想いを持った人たちと過ごせたからなのでしょう。
今年も残りわずかとなりました。
過ぎていった時に驚かされながら、今日まで積み重ねてきた経験や多くの方々との出会いに感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。
お葬儀でお世話になったご家族様、大変お世話になりました。
特別な時間を共に過ごさせていただき、また大きな学びを得られたことに感謝しています。
どうぞご自愛くださいませ。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 河本 粛
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