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今年こそは

新しい年がはじまり、「今年こそは○○するぞ!!」と、目標を持つ方も多いと思います。

今年こそは、旅行に行くぞ!!

今年こそは、ダイエットするぞ!!

今年こそは、・・・

私が「今年こそは」と、思うのは

「実家の父と母ときちんと向き合う」ということです。

いやいや、決して仲が悪いわけではありませんよ。

 

嫁いだ家には、お仏壇もお墓も有り、お付き合いのあるお寺様もいるので、その時がきたら仏教でするのは決まっています。

私の実家は新家の為、「お葬式」の方向性が決まっていません。

父も母ももう70の半ばも過ぎようとしているので、そろそろきちんと話をしなくては。と切り出してみても、「樹木葬で良い」の一点張りです。

「困ったな。樹木葬っていうのはね、お墓を建てるか、樹木葬にするのかって お骨をどうするかってことであって、その前のお葬式をどうしたいかって聞いてるの。 お寺様に来ていただいて、仏式でするのか、それとも、無宗教でするのか。キリストさんでするのか、はたまた、神さんでするのかね。私たち子供家族だけでお別れしていいのか、清君(父の兄)や、み~こ(母の妹)、もちろん連絡するよね。ここの町内は?事後報告でいいの?一緒にプール行ってんのに?」

「お寺となんか今まで関わったこともないんだから、なんで葬式の時だけ、呼ばなあかん。まあそんなことまだ先の話だから、今決めんでもいいわ」

私が実家へ行くたびにそんな話ばかりで出来ないので、妹にもそれとなく話してみて、と聞いてもらっても、私に返す返事と同じでした。

きっと、父母の中ではいろいろな考えがあると思うのですが、私たち子供に「お葬式」に関して、真剣に向き合おうとはしてくれません。そういう話(お葬式)をしたら、本当にそうなってしまうとでも思っているのかもしれませんね。仲の良い夫婦です。お互いがそうなってしまったら、と考えただけで、とてつもなく不安なのかもしれません。

父母とは、弟家族が同居してくれています。でも、そうなった時、弟が一番困るから・・・

この仕事をしている私でさえ、今、元気にしている父母の「お葬式」は正直考えたくないし、全く現実味がありません。この先、どちらかが大病にでもなってしまったら、なおさらこの話は出来なくなるでしょう。元気なうちだからこそ、今、家族全員で話しておかなくてはと思います。

今年こそは、

どんな形で送って欲しいのか、送りたいのか。そして、それまでの残りの人生を楽しんでもらうために。真剣に話をしようと思います。

平安会館 文十鳳凰殿

担当 藤原 恵美


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