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お酒とおまんじゅうとみんなの笑顔を

まだまだ暑い日が続く今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

先日お手伝いをさせていただいたお葬儀でのことです。

お式が終わり、直接故人様のお顔を見てお別れをしていただくお時間。
お柩の枕元にお供えされた、お好きだったというお酒やおまんじゅうなどお菓子の数々。
ご参列されたご家族やご親族さんのお手で入れていただこうと、お柩のおふたを開けさせていただいたときです。

故人様の胸元には雑誌の表紙を切り抜いたもの。そこには故人様が大好きだったという石原裕次郎さんのお姿が。
この雑誌の切り抜きだけは先に入れておいてあげたい、と故人様の奥様がお葬儀前日に行われたご納棺の際に先に納められたものでした。

お柩のおふたが閉まり、小窓が開いている状態からは見えない位置にあった雑誌の切り抜き。
ご納棺に立会われなかったご親族様はじめご参列の方々からは、胸元の裕次郎さんを見て思わず笑みをこぼされるご様子が見られました。

「裕次郎、好きだったから」そうおっしゃる奥様を筆頭に、ご参列の皆様によって、
色とりどりのお花、そしてご家族の方でご用意されたお酒やおまんじゅうがお棺の中へ納められました。

彼の地では今頃お好きなものを沢山召し上がって、時には大好きな裕次郎さんの曲を聴いたり歌ったりされていらっしゃるかもしれませんね。

ご家族の皆様におかれましては、2日間大変お世話になりました。
お身体ご自愛ください。

文十鳳凰殿
担当 岩崎 あずみ


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