我が家と文十鳳凰殿 平安会館さんとのご縁は、平成30年に祖父を亡くしたときからでした。
そのとき担当してくださったのが、葬祭ディレクターの榊原さんでした。
不安や悲しみ、戸惑いの中にいた私たちの気持ちにしっかりと寄り添ってくださったお蔭で、とてもいい葬儀ができました。その際の葬儀が心に残り、おばあちゃんも「自分のときも榊原さんが良いなぁ」と言っていたんです。
令和2年の暮れに亡くなり、翌年1月3日に葬儀となりました。
バタバタとしていましたが、家族としては今回もぜひ榊原さんに担当していただきたくて、なかば指名のような形でした。「お任せしておけば大丈夫」と安心していたことを覚えています。
ちょっと厳しいところはありましたが、おばあちゃんは心の温かい人でした。「時間作っておいで」と声を掛けてくれて、私が遊びに行くと喜んでいたっけ…。
そんな記憶が、時を経た今もおばあちゃんの愛を私たち家族に伝えています。
打合せの中で、おばあちゃんはコーヒーが好きだったという話をしていました。
すると、式当日、「最後に大好きなおばあちゃんにコーヒーを注いで飲ませてさしあげて」と、それはもう絶妙なタイミングで持ってきてくださって…。私たち家族は、思わず涙が溢れました。
「香ばしいコーヒーの香り、届いたよね。」
おばあちゃんもきっと、美味しく味わっていたと思います。
おじいちゃんの時もそうでしたが、何気なく交わした会話から様々な演出をしてくださり、その一つひとつが心にすっと染み入る感覚でした。
家族の気持ちを決して置き去りにせず、心に寄り添ってくださっていると随所で感じられました。
祖母が亡くなり、約半年。
大好きなおばあちゃんとのお別れはとても辛かったですが、悲しみの中にも温かい雰囲気で送ってあげられたお蔭で、今は家族皆元気にやっています。
一周忌まであっという間かもしれません。
おばあちゃんを気持ち良く見送ってあげることができて良かった。
おじいちゃんの葬儀のとき、信頼できるディレクターさんに出会えて良かった。
榊原さんを通じ、素晴らしいお仕事だと思いました。
榊原さんとの出会いに感謝です。本当にありがとうございました。