先日、高浜市にございます平安会館 サライ神明会館にてお葬儀のお手伝いをさせていただきました。
故人様は現役時代、単身赴任をしながらも家族の穏やかな暮らしを守り続けてくれた大黒柱。現役を退いてからはお孫さん達との暮らしに「元気をもらえる」「一緒に暮らせて幸せだ」とおっしゃっていたそうです。
そんな故人様の楽しみは、将棋クラブでお仲間と過ごす事と、体のためにと始められたプールやサイクリング。
大好きだった将棋の駒をお預かりしましたので、会館正面入口にお飾りした故人様のご遺影の横に置かせていただきました。
この他にも、故人様が大好きで、よく聴いていらっしゃったというカーペンターズのカセットテープをお借り致しましたので式場のBGMとしてお流ししました。
故人様は車に乗る際、よくこの曲を流していらっしゃったそうで、曲を流すと「お父さんの車に乗っている気分」と娘様方がおっしゃっておりました。
また、毎年、春と秋には必ず決まった場所へ、お盆には故人様のご実家のある三重県へと家族で出かけていたと伺いました。
最近では「大きくなった(男の子の)孫でも、肉なら好きだろう」と、自宅でのバーベキューを計画し、家族団欒を楽しんでいらっしゃったそうです。
式場、お式のご様子です。
開式に先立ちまして執り行わせていただきました献灯の儀。
お光は、故人奥様よりお預かりいたしました。
お預かりしたお光を祭壇へお灯し致します。
式場にご寺院様が入られ、ご開式です。
お式が進みますと、喪主様より順にご焼香いただきます。
そして訪れるお別れの時…。
彼の地でも将棋を楽しんでいただけるよう、紙の将棋盤と駒を納めていただきました。
お別れの後は、お棺のおふたを閉じ、
皆さまの手で、ご霊柩へ。
そして、故人様の大好きだったご家族に見送られ、ご出棺でございます。
お式の前、ふとお棺を見ると、見慣れぬ美しい葉がございました。
その葉、とは「楓」
ご親族の方が、庭にある楓の葉を持って来て下さったそうです。
楓の葉にも、花言葉がございます。その中の一つが、
「大切な思い出」
この楓の葉も、お棺に納めていただきました。
きっと、皆さまとの「大切な思い出」をしっかりと持って、旅立たれたのではないかと思います。
平安会館 サライ神明会館にてお世話になりました皆様、忌明けの法要もお済みかと存じますがお困りの事等はございませんでしょうか。
何かあれば、いつでもお電話ください。
本当にありがとうございました。
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文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家
担当 伊藤里帆