先日、文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお葬儀のお手伝いをさせていただきました。
故人様は温厚で優しいお父さん。
しかし、負けず嫌いな一面もあったそうで、幼い頃は相手がガキ大将であろうが年上だろうが果敢に立ち向かったと伺いました。
そんな男気溢れるお父様をお見送りする祭壇は菊のラインが印象的な、白木のご祭壇。
その真ん中にはお父様のご遺影が微笑んでいらっしゃいました。
お式のご様子でございます。
ご寺院様が式場に入られ、皆様のご焼香へと式は進みます。
そして訪れるお別れの時。
ご参列の皆様よりお花を手向けていただいた後、ご親族の皆様よりスポーツ新聞や、仕事着を納めていただきました。
ご出棺の前には、大好きだった日本酒で末期のお酒です。
お酒は、お棺に少量だけかけていただきました。
大好きな日本酒の香りに包まれたお父様。大好きな家族の手でお棺のおふたを閉じていただきます。
おふたを閉じた後、ご親族の皆様にお手伝いいただき、ご霊柩までお連れいたします。
そして、霊柩車の扉を閉じ、ご出棺でございます。
どんな相手にでも果敢に立ち向かう強さを持ったお父様。
その強さがあったからこそ、長年兼業農家として頑張りながら家族の暮らしを守り続け、病が分かってからも懸命に治療に励む事ができたのだと、喪主様よりの会葬礼状の中にございました。
しかし会葬礼状には「お酒を飲みすぎて母(故人奥様)から怒られては~…」とありましたので、きっと男らしさと強さを持ったお父様でも太刀打ちできないのは奥様だけかもしれませんね。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお世話になりました皆様、あれから早2ヶ月程。
突き刺さるような寒さは少なくなったとは言え、不安定な気候が続いております。
季節の変わり目となると、体調も崩しやすくなります。充分にお気を付け下さいませ。
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文十鳳凰殿 平安会館
担当 伊藤里帆