岡崎市にあります平安会館六名斎場にて執り行われましたご葬儀の様子です。
三月当初、奥様と娘様を残して、50代のお父さんが若くして亡くなりました。
娘様が働き始めてすぐの事だったそうです。
奥様も急だったため、中々現実を受け止め切れていないご様子でした。
そんな中で、少しでもご本人様に大事なものを持って行って欲しいとの事で、ご家族様がたくさんの「たいせつなもの」を用意されました。
上記のお写真は本人様のたいせつなものの、ほんの一部だそうです。
「急だったので、持って来れたのがこれだけ…」悲しそうな声でお母様は仰いました…
ご葬儀が終わり、お花を手向けてあげるお時間…
お棺の蓋が開き、お父さんの姿が見えた時、現実を無理やり受け止めざる負えなくなったのか、お二人から数滴の涙が…
最期にその日に飲むはずだったビールをご家族様から。
今回、若くして亡くなられた方のご葬儀のお手伝いをさせて頂きました。普段当たり前のように過ぎていく日々はたまたまあるわけで、死というものは、何を切っ掛けで迎えるものか分からないのだと言葉以上の重みを強く受けました。
ご家族のこれからが穏やかになることを深くお祈りいたします。ご無理なさいませんよう、くれぐれもご自愛ください。
文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家
担当 角野心水