秋風が頬をなでると心地よさを感じる季節となりました。
本日は、私が先日お手伝いをさせていただいたお葬儀をご紹介いたします。
朝、お葬儀のご依頼をいただき、病院にお迎えにまいりますと、ご不安そうな様子の長男様がいらっしゃいました。
「自宅のマンションに帰らせてあげたい・・・できますか?」
「ご安心ください。お母様を一番落ち着くご自宅にお連れしましょうね」
一人息子の長男様は、今朝までお母様といつもの日常を過ごされていたそうです。
お母様は数年前から体調を崩され、ご自宅のベットで長男様にサポートされながら過ごされていらっしゃいました。
しかし、早朝に容態がおかしいということで救急搬送され、そのまま息を引き取ったそうです・・・
突然のことにお母様と2人暮らしでいらした長男様はどうしたらいいのか、不安でいっぱいだったことでしょう。
打合せをしていく中で、長男様はお仕事をされながらお母様のお世話もされていたと伺いました。
私は本当に頭が下がりました・・・自分だったらできないなと。
お母様は、日中はデイサービスで過ごされ、夕方からは長男様が作る料理を少しづつ召し上がってニッコリと微笑んでいたそうです。
お母様がニッコリと微笑んでくれた後は、長男様は必ず「ずっとそばにいるからね」と微笑み返して伝えていらしたそうです。
そんな日常が幸せでしたと、長男様は担当の私におっしゃいました。
長男様は、お葬儀当日も「ずっとそばにいるよ」とお母様に想いを伝えていらっしゃいました。
お葬儀を通して親子のあたたかい絆を感じられたこと、このご縁に心より感謝いたします。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 福島 隆嘉
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