11月下旬、愛知県西尾市にて、ひとつの大切な命を送るお手伝いをいたしました。
故人様は90歳を迎えた、おばあちゃん。ご家族で魚屋さんを経営されており、ご自宅の一階にあるお店へ来てくれたお客様と話すことがご趣味だったそうです。
故人様にとって、ご自宅はご家族やお客様との想い出がつまった、大切な場所でした。
そんな大切な場所で最後のお別れをしたいという想いが、ご家族様にもあったのでしょう。ご相談のうえ、通夜・葬儀をご自宅で行うことに決まりました。
通夜が始まる前には、ご町内の方やお店でお世話になったという方が入れ替わりご弔問くださいました。お柩周りには、皆様がお持ちくださったお菓子や、お孫様からの供花や篭盛、お身内の方からの胡蝶蘭などが供えられました。
故人様がいかに皆様から慕われていたかが分かる光景でした。
葬儀後のお別れでは、ご用意いただいたお花をお柩いっぱいに入れていただきました。
最後には、お好きでいらしたというカフェオレを〈末期の儀〉として、ご家族様の手により、故人様のお口元へ運んでいただきました。
大好きなものと、大好きな方たち、そして、大好きな場所で迎えられた最後に、きっと故人様も微笑みながら旅立たれたのではないでしょうか。
短い間でしたが、ご家族の皆様には本当にお世話になりました。
皆様とても親切に接してくださり、また、「いい葬儀でした」とお言葉までいただき、こちらまであたたかい気持ちになりました。
寒い日が続きますので、どうぞ身体にはお気を付けて、いつまでもお元気でいてください。ありがとうございました。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 古澤 杏奈
平安会館・文十鳳凰殿 公式Instagram・Facebook・Twitterでも葬儀の様子や豆知識などをご紹介しております。
ぜひご覧ください!
◇平安会館
◇文十鳳凰殿