先日、お葬儀のお手伝いをさせていただいたときのことです。
お通夜の日、ご家族様がいらっしゃる控室へお邪魔させていただくと、故人様のお孫様が折り紙を折っていらっしゃるのが目に入りました。
お話を伺うと、折り紙で作っていらしたのは “バラのお花” でした。
「お柩の中に入れてあげるの」とおっしゃりながら黙々と折り紙をされ、色鮮やかなバラが生まれる様子を拝見していると、きっとこの故人様はお孫様のことを大切にされていたのだろうな、と感じました。
お孫様の手で作られた沢山のバラの花は、通夜のお勤めが始まる前に、お柩の中に納めていただきました。
故人様のお顔の周りが、お孫様の手によって彩られ、とても賑やかなお柩に…。
真っ白なお布団の中で眠っていらっしゃった故人様のお顔が、少しほころんだようにも感じられました。
【平安会館 文十鳳凰殿】では、お葬儀に際し、祭壇花やご供花などさまざまな場面で色とりどりのお花をご用意しております。
お葬儀の間はお柩の周りを彩るお花になりますし、ご出棺の前にはお花をお柩の中に入れられるようご準備させていただきます。
お花の入っていないお柩は、真っ白な布団しか入っていないので、どこか寂しさを覚える方が多いのではないかと思います。
最後にご参列いただいた皆様のお手でお花を手向け、お柩の中を彩っていただければ幸いです。
お花を手向けながら、故人様への想いをお伝えいただける時間を大切に考え、これからもお手伝いしてまいります。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 岩崎 あずみ
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