お世話になっております。平安会館 文十鳳凰殿の河本です。
当ブログにお越しくださり誠にありがとうございます。
梅雨の時期もじわじわと近づいてまいりました。今年の梅雨入りは例年よりも遅れるようですが、じめっとした空気が身体にまとわりつく日もある今日この頃です。
こういった季節にはさっぱりしたものを食べたくなりますね。
お漬物、冷やし中華…皆様それぞれ思い浮かべるお料理あるかと存じます。
最近お手伝いさせていただいたお家では、故人様がスイカをお漬物としてよく召し上がっていたとお聞きしました。
スイカ!!??と物を知らぬ私は非常に驚いたのですが、スイカの皮の部分を使用してお漬物が出来るようです。
ご家族様が故人様の入院中に、このスイカのお漬物を用意されたそうですが、看護師さんから「食べられなかった」というお話がありました。
よく召し上がっていらしたもので、大切なご家族がご用意してくださったもの。
きっと故人様は気持ちとしては食べたいという思いもあったでしょうが、お召し上がりになるには難しい状況だったのでしょう。
お話を聞かせていただき、スイカの漬物という新しいお料理と、それにまつわるご家族の思い出から、故人様にお供えできないかと思い、ご用意させていただきました。
自分で作ってみると、スイカもウリ科の一つですのでキュウリのお漬物と似た味わいがあり、想像以上においしいなと感じました。
どんな味付けがお好きだったか、聞きそびれてしまったため、お塩とお醤油と味付けを二パターンご用意し、お葬儀の朝お供えさせていただきました。
漬物を作っている間、「スイカの皮」という多くの方にとってはそのまま捨ててもおかしくないものを、先人達の工夫や食材を大切にする精神が後世にも受け継がれているのは、とても素晴らしいことだと感じさせられました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また、お世話になりましたご家族の皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 河本 粛
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