暖かな陽気を感じるようになってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、お手伝いさせていただいたのは、87歳の男性の方のお葬儀でした。
祭壇は家族葬らしいサイズをお選びいただき、その横に枕花とオプションの「大きな花束」を一対ずつ頼んでいただいたので、とても賑やかく温かい祭壇周りとなりました。
式場横には親族から出された生花が並び、式場全体も賑やかでした。
家族葬が多くなってきた昨今、コロナ前の大きな祭壇のイメージが強い人にとっては
家族葬での祭壇はどんな感じがいいか、さみしくはないか等気にされる方をお見かけします。
写真のように、祭壇周りを賑やかくするというのも良いなと思います。
また、式場入口にはご遺族より飾って欲しいとの希望で、賞状とお写真を飾らせていただきました。
また、賞状とお写真と一緒にオリジナル礼状も飾りました。
お礼状は香典返しのポケットにも付いていますが、せっかく定型文ではなくオリジナルのものなので、お参りに来てくださった方が見てお話に花を咲かせることができるように。
そうして、葬儀が始まりお花でのお別れ式。
故人様は野球がお好きだったそうで、スパイクは柩に入れられないですかと聞かれました。
火葬の都合上お入れできない旨をお伝えすると、やはり少し悲しいお顔をされていました。
そんなご遺族の気持ちを考え、スパイクは入れられないけれど折り紙で作った野球バットとグローブ、紙粘土の野球ボールを入れてもらうことに。
また、晩年はゴルフもされていたそうですので、ゴルフクラブとボールも一緒に。
どうか、故人様も喜んでくれていますように。
ご遺族、ご親族のお力を借りて、故人様を霊柩車にご案内させていただき、大空へ旅立たれるお姿を見送りました。
私が思うに、葬儀は故人様とご遺族の最後の想い出だと思います。
故人様とご遺族を繋ぐ記憶を残すのに、一工夫加えて故人様がお好きだったものを準備してみました。皆様方の胸の中に温かな想い出として残って下さっていたら幸いです。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場でお世話になりました皆様、ご自愛ください。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場
担当 登地夏生
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