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明日7月7日は七夕ですが、短冊の色に意味があることをご存知ですか?
昨今様々な色の短冊が七夕の笹の木に飾られますが、もともと短冊に使用されていた色は青、赤、黄、白、黒の5色です。この5色は中国の古代思想「陰陽五行説」に基づいています。
「陰陽五行説」とは自然界の全てのものは木、火、土、金、水の5つにあてはめて説明することができるという考えです。それぞれを表す色があり青は木、赤は火、黄は土、白は金、黒は水を表しています。ただし、古代中国では青と言うと緑っぽい色のも含んでいたため青は緑で表現されたり、日本では黒は喪を連想させるため紫で代用されることもあります。
また、この五行説は5色のほかにも人間がまじめに生きていく意味の「五徳(仁・礼・信・義・智)」も当てはめられています。
以上を踏まえて、元来短冊に願いを書く時はその願いの方向性によって色を使い分けていました。例えば、仁(人間力の向上や努力、勉強)には青や緑を、礼(家族の健康や感謝の気持ち)には赤を、信(信頼、友情、思いやり)には黄を、義(義務感、責任感、正しい行い)には白を、智(学問、知識、集中力の向上)には黒や紫をというふうに。
今年の七夕は短冊の色にも注目して、願い事にぴったりの色を探してみてはいかがでしょうか。
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長瀬
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