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今年も気付けば8月を迎えました。
夏祭りや海水浴、バーベキューなど夏はイベントごとが盛りだくさんです。今回は日本最古の花火大会についてご紹介します。
1732(享保18)年、享保の大飢饉とコレラなどの疫病が全国に広がり、日本では多くの死者が出ました。
翌年、時の将軍 徳川吉宗は、亡くなった人々の慰霊、疫病退散の祈願、民衆の心を明るく保つ娯楽などを理由に川開きを命じます。
その川開き行事の中で、両国橋付近の隅田川に花火が打ち上げられたのが日本で記録されている最古の花火大会です。
この頃から江戸の有名な花火師がその技術力を競っていました。
「鍵屋」は初代 弥兵衛が創業した技術力に定評のある正統派。対する「玉屋」は鍵屋から分家し、派手な演出で人気となりました。
観客が「たまや~」「かぎや~」と声をかけて盛り上がったことから、今でも花火の際の掛け声として残っています。
ただし「玉屋」は火事騒ぎで追放され現存しておらず、現在続いているのは「鍵屋」の系譜との事です。
その後時代が変わり、花火大会自体も名前や形式を変えながら現代まで続いてきました。
戦争や震災、感染症などにより中止を余儀なくされる年もありましたが、今も隅田川花火大会として毎年多くの人が訪れ、愛されています。
まだまだ暑い日が続きます。
熱中症にはくれぐれも注意してこの夏を満喫してください。
平安会館・文十鳳凰殿
長瀬
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