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近年は家族葬や直葬(火葬のみ)が増え、「そもそも葬儀はなぜ行うのか?「儀式は必要なのか?」という問いが多く聞かれるようになりました。
しかし、葬儀には単なる”儀式”以上の人の心・社会・文化に深く根ざした大切な意味があります。
本日は、葬儀をする理由を簡単に抜粋してお話させていただきます。
2つ理由をあげるとするならば・・・
・故人への感謝とお別れを伝えるため
・宗教的な意味(成仏・弔い)

最も基本的な目的は、故人への感謝とお別れを伝える。
「ありがとう」「さようなら」という気持ちをきちんと故人に届けることです。
人は亡くなると、もう会うことも話すこともできません。
その最後の瞬間を見送るために、葬儀という時間が大切になります。
生前のお礼、過去の思い出、心残りの言葉。
こうした感情を整理し、故人へ伝えるための区切りの儀式が葬儀です。
次に、宗教的な意味について。仏教において、葬儀は故人を仏の世界に導くための大切な儀式です。
「迷わず成仏するように」という祈りが込められています。
宗教色が薄くなった現代でも、”祈りの時間をもつこと”は多くの人にとって心の安らぎとなります。
上記以外にも理由はいくつかありますので興味がある方は調べてみてください。

最後に・・・
近年の葬儀は、単なる儀式から「その人らしさを感じる時間」へと変化してきています。
・好きだった音楽を流す
・趣味の品を飾る
・思い出写真や動画を飾る
・会場を明るい雰囲気にする
など、”人生のまとめ”としての意味が強くなっています。
葬儀は、その人の人生を肯定し、記憶に刻む時間でもあるのです。
葬儀をする本当の理由をひと言で表すなら、「人が人として生きてきた証に、敬意と感謝を捧げるため」葬儀は、亡くなった方のためだけでなくそこに残された家族や社会全体のための時間です。
形式が変わっても、葬儀が果たす役割は失われず、今日も大切な文化として受け継がれています。
平安会館・文十鳳凰殿
平出 育美
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◇平安会館
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