先日、文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお葬儀のお手伝いをさせていただきました。
故人様は90歳のおばあちゃん。
喪主様のお名前を見たとき、「あれ?」と思わず声を出してしまいました。
2ヶ月前の丁度同じ日、故人様の旦那様のお見送りをお手伝いしていたのです。
ご親族の皆様とは、「どこかで偶然お会いしましたら」と言葉を交わしておりましたが、こんなに早くに再会することになるとは思ってもみませんでした。
故人様は、早くに娘様、息子様を亡くされたことで気落ちされていたそうですが、そんな故人様を元気付けていたのが先に旅立たれた旦那様。
しかし、2ヶ月前に旦那様が亡くなったことは、施設に入所していらっしゃった故人様には伝えていなかったそうです。
式場には、旦那様のお写真もお借りしてお二人の写真の飾らせていただきました。
それ以外にも、ご夫婦揃っての思い出のお写真や、施設での楽しそうな故人様のお写真などもお借り致しました。
式場の様子でございます。
ご参列の皆様が揃われ、ご寺院様、お立合いご寺院様が式場に入られましたら開式でございます。
式が始まりますと、喪主様より順にご焼香へとお進みいただきます。
この後も勤行は続き、迎えるお別れの時…
ご親族の皆様の手で、お棺へ沢山のお花を手向けていただきます。
また、こちらも一緒に納めていただきました。
故人様は、焼きそばやサンドイッチがお好きだったと伺っておりましたので、2つ同時に楽しめるよう焼きそばサンドをご用意させていただきました。
「おばあちゃん、何も食べれなかったもんね。用意してくれたよ。」
と声を掛けながら、嬉しそうにお棺へ納めてくださった喪主様。
故人様も喜んでくださっていれば幸いでございます。
そして、お棺のおふたを閉める時。
大切な故人様。お棺のおふたはご親族の皆様に手を添えていただきました。
そして、ご出棺でございます。
皆様にとって、私共葬儀社の者と再会するというのは偶然お会いすること以外だと誰かがお亡くなりになった時。
あまり良い再会ではありませんね。
「再会」にも色々とございます。
嬉しい再会、悲しい再会…。
ご親族の皆様とのお別れは、きっと寂しく悲しいものだと思います。
ですが彼の地では、中々お会いできなかった旦那様と再会する、故人様にとって嬉しい再会ができているのではないでしょうか。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場でお世話になった皆様、ここ数日、気温の変化が激しい日が続いております。
体調等崩されませんよう、お気を付け下さいませ。
また、アンケートへのご回答誠にありがとうございます。
焼きそばサンド、喜んでいただけて光栄でございます。
本当にお世話になりました。
西尾市
文十鳳凰殿 西尾中央斎場
担当 伊藤里帆