先日、文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお葬儀のお手伝いをさせていただきました。
故人様はお酒が大好きで、また、人にお酒をふるまうのも大好きだった男性。
そんな故人様のご趣味は、魚釣りや写真。
ご自宅へ打合せに伺った際に釣竿をお借りして、会館のメモリアルコーナーへ。
故人様の撮影したお写真も沢山ありましたので飾らせていただきました。
お式のご様子でございます。
開式前、大切な故人様のご祭壇へお光をお灯し致します献灯の儀。
お光は、長年連れ添われた故人様の奥様よりお預かりいたしました。
おあずかり致しましたお光をご祭壇へ。
ご祭壇へ光が灯り、ご寺院様が式場に入られご開式です。
お式が始まりますと、ご導師にご焼香いただき、ご親族の皆様もご焼香へとお進みいただきます。
お式が進みますと、近づくお別れの時。
皆様にはお花を手向けていただいた後、故人様の大好きだったお酒で末期のお酒です。
ウイスキーのボトルや一升瓶には少量のお酒。
これには理由がございます。
こちらは故人様が普段呑まれており、ご自宅に残っていたもの。
故人様はお食事の際、初めはビール、次に日本酒、最後に締めのウイスキーという順番があったそうです。
勿論、その順番でお口へと運んでいただきました。
そして、私からささやかではございますが、お好きでいらっしゃったというお寿司をご準備させていただき、こちらも一緒に納めていただきました。
おふたを閉じる前、少し残ったウイスキーボトルと一升瓶を見て、
「少し残ったな。全部呑ませてやりてぇな」という二男様の一言。
見ると中身は本当にあと少し。
「日本酒でしたらお布団に色は付きません。お棺の中をお酒のかおりでいっぱいにしてあげますか?」
「よし、これで良いな!」
お酒が大好きだった故人様。お酒のかおりに包まれて、ご出棺でございます。
お葬儀の後、ご自宅へ伺うと長男様と二男様が
「今日はここで呑むか~」
「おぉ、親父。悔しかったら出て来いよ~」
そうご遺影のお写真へ向けて声を掛けていらっしゃり、その場は温かな空気に包まれておりました。
西尾中央斎場にてお世話になりました皆様、最近は急に寒くなりましたが体調等崩されていませんでしょうか。
寒くなったら熱燗です。
賑やかな事がお好きだった故人様です、また皆様で故人様を囲んでお酒を酌み交わしてあげてください。
くれぐれも呑みすぎにはご注意を。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場
担当 伊藤 里帆
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