お通夜・ご葬儀の打ち合わせに伺うと、ご自宅の玄関の前で、綺麗に手入れされたお庭を拝見することが多くあります。
その後、ご家族様といろいろなお話をさせていただく中で、故人様が丹精込めて育てていらっしゃったお庭だと知りました。
大好きだったご自宅の面影を少しでも感じていただけるよう、「ご祭壇に一輪飾りましょうよ」と提案し、お庭のお花をいただいてまいりました。
コロナ禍になる前、大勢のご町内様がご参列されていた頃はそちらこちらから「あれ?あのお花、お庭に咲いていたのじゃない?」という会話も耳にしたことがありました。決して目立ちはしませんが、その存在は皆の目に必ず留まるものでした。
この赤いグラジオラスの咲いていたご自宅は、ご導師をつとめられたお寺の隣のお家でした。
そのときの忘れられない出来事があります。
ご葬儀の中盤、引導法語の中で「~~紅(くれない)の花一輪~~~~…」とご導師が述べられたのです。
(え? あのお花のこと?気づいてくださった? まさかね)
そう思っていたら、初七日法要のご法話の中で「ご祭壇によくお庭の花を持って来てくださいました。あれは感動しましたよ。こんな素敵なご葬儀は始めてです。家族のどなたが持って来てくださったかは分かりませんが、よ~く気付いてくださいましたね」とおっしゃいました。
お庭のお花をご祭壇に飾るのは無理なんじゃないかとお考えでしたら、そんな心配一切ございません。
どうぞお気軽にスタッフへお声かけくださいね。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 藤原 恵美
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