秋深まり、朝晩はたいへん肌寒くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日お手伝いさせていただいたお葬儀のことです。
故人様は、ご家族をとても大事にされていた方でした。娘様が取り組んでいた習い事の発表の場にどこへでも駆け付けたり、ご主人が入院された時も熱心にお見舞いに訪れたり…。
また、ご家族で、さまざまなところへ毎年のように旅行にも出かけられていたそうです。
遺影写真を作成するためにお預かりさせていただいたお写真も、数年前に訪れた旅行先での1枚でした。
「まさか、この時に撮った写真が遺影になってしまうなんて…。」
そうご主人がつぶやいた一言がとても印象に残っています。
ここ数年は、コロナウイルス感染症の流行により、なかなか旅行にも行けず、もどかしい日々が続いていたそうです。
ここ最近になって、ようやくまた旅行に行けるようになるかもしれない。そう思われた矢先に訪れた、突然のお別れでした…。
お寺様によるお勤めが終了し、お顔をご覧になってお別れしていただく時間となりました。
故人様の趣味の一つであった「家庭菜園」。来年用に、と残された種をはじめ、娘様方がご用意された思い出のお品がお柩の中へと納められました。
ご家族ご親族の皆様におかれましては、2日間たいへんお世話になりました。
時節柄、ご自愛ください。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 岩崎 あずみ
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◇平安会館
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