2020年
1月の終わる頃から騒がれだしたコロナウイルス
どなたもこの今の時期まで続くとは思ってもなかったのではないでしょうか
やっとワクチンが出来たと思ったら 感染力の強い変異種がでてきて
この先 世界はどうなっていくのでしょうか……
そんな1年だったから 家族葬が主流でした
今まででは 家族葬にしたくてもなかなかできない地域の方も
コロナで葬儀の形態がグッと変わりました
ご遺族の方は 家族だけでゆっくりお別れができて良かったと仰られる方が多かったように思います
家族葬を行うなら 私が一番大好きな会館
平安会館ソサイエ 縁斎場
一線を退かれ 晩年の人生を彩られた作品を
個展会場に仕立て上げ ゆっくりと流れる時間の中 過ごして頂く
気を遣わなければならないお客様もいらっしゃらず
家族でその作品を眺めながら 故人様とのお別れの時間
80歳になられるお父様が70歳を過ぎてから始められた切り絵
見事な細かさ そして一つ一つとても丁寧につくられていました
ここはどの色が良いかなと 奥様に話しかけながら作られていたそうです
こちらは 般若心経の切り絵
ロビーへ入ってすぐの所にお飾りしていたら
ご住職が 是非お寺に寄贈して欲しいとお話しされていました
こちらは104歳のお母様の作品
80歳を過ぎてから どなたに教わるわけでなく着物の帯芯に布を貼り合わせて作った作品 色使いがとても優しくて
ずっと眺めていたくなるような 作品ばかりでした
70歳80歳を過ぎてからでも 初めての事に挑戦され
ご自分の人生を彩られたお二人の故人様
この仕事をしていなかったら 一生これらの作品を私がみる事もなかったと思うと このご縁に本当に感謝いたします
この1年間で私がお手伝いさせて頂きました故人様104名様
ご遺族とのご縁までとすると何100名の方々と関わらせて頂きました
そのお一人お一人にその方の人生があり
その都度 たくさんの事を学ばせて頂きました
本当にありがとうございました
来年はコロナも少し落ち着きますように
どうぞ2021年もよろしくお願い致します
平安会館 文十鳳凰殿 家族葬の結家 ちごの口グループ サライ
担当 藤原 恵美