岡崎・豊田・安城・碧南の葬儀会館 家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝いいたします。 岡崎・豊田・安城・碧南の葬儀会館 家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝いいたします。

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キャッチボールを思い描いて

桜も見頃となってまいりました。
本日も絆ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

さて、愛知県豊田市の葬儀会館【平安会館 ちごの口 豊田猿投駅前斎場】にて、先立ってお手伝いさせていただいたご葬儀のお話です。

故人であるお父様は、女系家族の大黒柱でした。
奥様を筆頭に3人の娘様も皆、おしゃべりするのが大好きな方たちでした。お父様は男一人、いつも静かにご家族を見守っていらっしゃったそうです。

「男は俺一人だから口じゃあ敵わんけど、いつか孫で男の子ができたら絶対に俺の味方にして『女はよくしゃべるな~』って言ってやるよ。」

そうおっしゃって、いつもニコニコ微笑んで、リビングでおしゃべりする娘様方を幸せそうにご覧になっていたというお父様…。
奥様は、そんなご主人を想い出しては、涙されておりました。

そんな3人の娘様もお二人は結婚されて、長女様に待望の男の子が産まれたそうです。
そのときのお父様の喜びようといったら本当にすごかったようで、まだ産まれたてのお孫様にグローブを用意されておりました。
お父様は野球が大好きで、どうしても男の子とキャッチボールがしたいと、いてもたってもいられなかったようでした。

そんななか、癌を患われ…。辛い闘病生活でも気丈にふるまって、お孫様が2歳になるのを見届けてから、旅立たれました。

病室でも「絶対、キャッチボールするまでは頑張るぞ」と言いながら病と闘っておられましたが、家に帰りたいというご要望で、最期は自宅療養となったそうです。
そこで、お孫様が投げて遊ぶゴムボールをベットの上から「ストライーク!」と言っては、本当にしたいキャッチボールを夢見ていらっしゃったと…。喪主様のご挨拶で伺いました。

命あるかぎり必ず、人間は最期を迎えてしまいます。
しかし、お父様は最期「夢ではずっと、孫とキャッチボールをやったぜ」とおっしゃって、その数時間後に息を引き取られたそうです…。

ご葬儀後のお別れの時間には、〈末期の儀〉として、故人様の大好きなモルツのビールで、故人様のお口元をぬらしていただきました。
そのとき、お孫様も「じいじ ありがとう」と無邪気ながらに伝えているのが見えました…。

【平安会館 ちごの口 豊田猿投駅前斎場】で家族葬として執り行い、最後には「本当に温かく父を送れてよかったです」と、身に染みるお言葉をいただきました。
こちらこそ、温かなお式のお手伝いをさせていただき、本当にありがとうございました。

数日間お疲れ様でございました。どうぞご自愛くださいませ。

平安会館 ちごの口 豊田猿投駅前斎場

担当 福島 隆嘉


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