9月の初旬、家族全員でご自宅で看取られた、お母様のお見送りのお手伝いをさせていただきました。
とにかく社交的で、町内のお世話役も喜んでこなしてしまう元気いっぱいの女性でした。
病がわかり、家族はご自宅で介護をし大好きな家族のもとでお浄土へと向かわれました。
そんなお母様が毎年ライブに参戦をしていたのが「矢沢永吉さん」
ご主人とライブに行った時の写真がお部屋にも飾ってありました。
そして、学区で立ち上げた「よさこい」法被も沢山。
もちろんCD派の年代ですから沢山のCDも所狭しとならんでいます。
「ツアータオルありますよね」
「ありますよ もう本当にたくさん。衣装ケースの中いっぱいに入ってます」
「ご祭壇に飾りましょう お母さんらしいご祭壇を作らせていただきます!」


式場内はもちろんお借りした永ちゃんのCDを大音量で流しています。
御本尊の隣に とてつもなく大きなツアータオル・・・
「お寺様なんと思われるだろう・・事前にご挨拶のお電話の時には説明をさせていただいておりましたが、まさかこんなにも大きくなるなんて思われていないだろう...」と少し心配しました。
お通夜で来られた際、すぐに控室へ伺い「申し訳ございません。阿弥陀様より大きくなってしま・・」まで言いかけたら、
「いいだよ~~永ちゃんあってのこの人なんだから はっはっはっ
なんだね 僕の入場の時も永ちゃん流してくれんか はっはっはっ」
心の広いお寺様でホッとしました。
「ありがとうございます!!」
お通夜は式前に一般の方のお参りの時間が設けてあり、100名を超える方がご弔問にこられました。
式場の飾りを見て「わ~~!!〇〇さんらしい 」
お別れの涙の中にも少し笑顔も見られ、ご遺族の悲しみもほんの少し和らいだことでしょう。
忌明けの法要も済まされ少し落ち着かれた頃でしょうか。
10月の中旬まで30度近い気温だったのに、一気に寒くなりました。
体調を崩されませんように。
平安会館・文十鳳凰殿
藤原 恵美
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