早いもので2022年ももうすぐ終わろうとしている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日お手伝いをさせていただいたお葬儀のご紹介をさせていただきます。
亡くなられたのは40代の女性の方。お母さまがお葬儀の喪主を務められました。
それはお母さまにとっても、他のご親族のみなさまにとっても突然のお別れでした。
お葬儀をお手伝いさせていただく際に、いつも喪主さまやご家族の方にお尋ねしていることがございます。
それは、「お柩の中に一緒に納めてさしあげたいものはございますか?」ということです。
ご家族の方がご用意されているもので多いのは、ご家族からのお手紙やお写真、生前故人さまが集められていた御朱印帳、そして愛用されていた衣類など...
そんな中、喪主さまが持ってこられたのは、新品の黄色いスウェットでした。
お話をお伺いすると、故人さまが亡くなられる数日前、喪主さまと一緒にお買い物に出かけられたときに購入されたものとのこと。
迫りくる冬本番、本格的な寒さに備えて購入をされたものの、一度も袖を通すことなく旅立たれてしまわれました。
火葬場へ向かわれる前、最後のお別れのお時間。
沢山の色とりどりのお花とともに、ひと際目を引く黄色のスウェットが、お母さまのお手により、お柩の中へとお納めされました。
彼の地で袖を通してくれていることを祈って...
ご家族ご親族の皆さまにおかれましては、2日間大変お世話になりました。
寒い日が続きますが、お体にはお気をつけてお過ごしください。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 岩崎 あずみ
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◇平安会館
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