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後悔からの決心

こんにちは。
いつもブログに足をお運びいただきありがとうございます。

 

先日、お葬儀のお手伝いをさせていただいた際、お寺様がお話をされていた時にふと思い出したことがありました。

お寺様の20年来のお仲間がお亡くなりになったお話をしてくださり、亡くなったと知らせを聞いたときに、車で一時間の距離で会えるはずなのに、なんで今まで会いに行かなかったんだろう、そうお話をされました。

そのお話を聞き、私の亡き父のことをふと思い返しました。

 

父は実家に帰省した途端に倒れ、意識が戻ることなくそのまま息を引き取りました。

私は父が帰省する前日に、用事があって夜遅くに帰ってきました。父はいつも通り、22時には就寝をしていたため、その日は「おやすみ」と言葉を交わすことがありませんでした。

また、翌日出発する時も遅くまで寝ていたため、「いってらっしゃい」と声をかけることもできず、そのまま突然のお別れとなってしまいました。

 

父がいつまでも居てくれること、それまでの私の当たり前でした。しかし、何気なくいつも交わしていた「おやすみ」や「いってらっしゃい」をどうしてあの時言えなかったのかなと当時はとても後悔しました。どうしてあの日少しでも早く帰らなかったのかな、どうしてあの日父が出かける前に起きてこなかったのかな、と自分を責め続けていました。

 

今回のお寺様のご法話で自分の後悔を思い出しました。

父を亡くして数年経った今でも、ふとしたことで亡くなった日のことを思い出しますが、あの日のことは久しぶりに思い出しました。

 

大切な家族や友人を亡くす時は、だれでもいつか必ず経験するはずです。

いくら覚悟を決めていても、その悲しみはそう簡単に消える事はないと思います。

少しでもその悲しみの傷が癒えるように、同じような悲しみや後悔をした経験を忘れずに一生懸命お手伝いさせていただきます。

 

これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

平安会館 文十鳳凰殿

担当 前田 みちる


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